11月だというのに、この頃比較的暖かい日が続く。気温が20度越という、なんでも10月上旬の気候だそうだ。これでは紅葉もかなり遅れるのではと思っている。例年なら1000m以上の高地ならすでに紅葉は見頃は終わりかけているだろう、低地ならこれからか、まあこれで正解かな。新聞を読んでいたら、清徳寺の紅葉が見頃になっていると紹介されていたので、正午過ぎに、ではとカメラで撮影しようかと快晴で暖かい日和に誘われて出かける。我が家から距離30㎞弱で約45分くらいで到着の予定だった。十数年前より毎年訪れていたが、コロナ禍により、ここ3年くらいご無沙汰だったのだが。最初県内の最大の紅葉の行楽地である大山まで出かけようと思っていたが距離が倍以上あるので、このガソリンの高騰のおり近場にすることにした次第。清徳寺は建立されてもう千数十年という歴史あるお寺であり、後醍醐天皇も訪れてお手植えの楓の木もあるという古刹だ。八頭郡八頭町の山奥にある。ところがお寺の入り口付近まで来たとき急に車が渋滞始める。車が一台通れるくらいの道幅でもあり所々の待機所でやっとすれ違い可能なので、殆どの車が立ち往生で30分くらいでやっと50m進むくらいだ。お寺まであと200mくらいなのだが。これでは到着するのにあと2時間はかかりそうだ、それで今日は諦めることにした。恐らく新聞に紹介されたので皆考えることは同じ、一挙に押し寄せてしまいこんなことになったのだろう。近くには数件の人家があるだけで、普段は人影のない深閑な地なのだが。道路もあまり整備されて無く、とても観光客が訪れるにはちと貧弱な施設ばかりだ。境内には数十台の車が駐車可能な駐車場があるのだが。毎年こんな事が起こるなら町が工事をしてくれるかもしれないが、いつの事になるやら。だいたいお寺の入り口からお寺まで1時間、また出るのも1時間は費やすのを覚悟しなければなるまい。結局帰るのも一苦労であるが、幸い何回も来たことがあり慣れていたので比較的スムーズに幹線まで抜け出る事ができた。その道中これから向かって行く車を数十台とすれ違ったが、いつに成ったら到着できるやらと気の毒にと思わずにいられない。仕方ないので今度は大山に行くことにしたが、明日以後の天気次第。

今投稿は12Pである、これが最小のフォントサイズになるだろう。