冷蔵庫を開いて気が付いた。桜餅を買っていたことを、すでに期限切れになっていたが捨てるのももったいないし、ちょっと小腹が空いていたし、かまわず食べる。やはり味は落ちていたが、食べれないほど不味いわけでもない。今のところ身体に異常ないからよしとしよう。子供の頃は、漁村で育った愚生の故、海の幸はいつでも新鮮なものが食べれた。しかし山の幸はいつもというわけにもいかず、特に甘いものを好んで食べる子供のころは、手に入りにくいこんな桜餅は最高のお八つせあった。少々不味くても、期限切れで硬くなっていても、喜んで食べたものだ。ところが現在は不味いと食べる気がしない、これも飽食の時代になれきった愚生のせいかも。