柿の実とその下の葉を眺めていると こんな俳句を詠んでしまった。                 子である熟した柿の実の眼下には親である、朽ち果てようとしている葉が横たわっている。 この初冬の頃によく見かける光景ではあるが、これ人間の人生にも通じるものがあるのではと感じる。親が子を、子が親を虐待する事件がよく聞かれるが、そんな現代社会の縮図を表しているのではと思う。もっともこれが自然の理でもあるが。